洗顔料を子供に使う人はかなり少ないかもしれません。
特に、3歳児のお子様の場合は洗顔料は確かに不要だといえますよね。
ですが、洗顔料は小さなお子様でも使うべきタイミングというものがあります。
そうしたタイミングを紹介していきますね。
子供の洗顔にはぬるま湯が良いって本当?
子供が赤ちゃんの場合は「ガーゼ」などで拭いている人は多いことでしょう。
生後6か月を過ぎると徐々に乳歯が生えてくるので歯磨きもしてあげないといけなくなりますよね。
かなり大変だとは思いますがそういう大変な時期って意外にも短いものなんです。
子供によっては3歳から自分で洗顔をやり始めるくらいにまで成長します。
さらに、いろんな育児書を読んでみると「3歳前後で自分で洗顔ができるように教えるべき」とそんなふうに書かれていることが非常に多いんです。
また、3歳児くらいの洗顔と言うのは水に慣れさせるためが主な目的なんですよ。
つまり、子どもの洗顔にはぬるま湯が一番だといえます。
子供と大人の肌の大きな違いとは?
赤ちゃんの肌の表面は大人の肌の表面と比較すると約1/3程度と言われています。
また、肌の表面にある角質層にはセラミドという潤い成分などや天然保湿因子があるんです。
大人の角質層よりも薄い赤ちゃんの肌にたいし洗顔料を使った洗顔は配合成分が刺激となり必要以上に皮脂や水分を洗い落す可能性があります。
なので、いろんな児童書では洗顔料を使った洗顔はどれも紹介していないんです。
しかし、赤ちゃんの肌表面の角質層は想像以上に薄いですがさらに奥にある「真皮」という部分は大人よりも新陳代謝が活発になっています。
そして、赤ちゃんの水分量と言うのは約80%で非常に水分量が高いんですよ。
また、生後2ヶ月~3ヶ月くらいの赤ちゃんの場合は母親のホルモンの影響で活発に皮脂が分泌されています。
でも、時間の経過によって皮脂量は徐々に減少していくんです。
そして、子供が思春期まで成長していくと成長ホルモンが分泌されるようになります。
そうなるまでは、皮脂量は少ないので水分と油分のバランスは乱れている状態になっています。
このようなことから、子供の肌への負担を考えながら最低限の洗顔になるのは仕方がないんですよね。
子供に洗顔料を使っても良い時とは?
ぬるま湯で洗顔だけでも全く問題ない子供でも洗顔料を使っても良い場合があります。
それは、「ぬるま湯で洗顔をしても落とせない汚れ」の場合です。
もし、ぬるま湯で洗顔をしても落とせない汚れを放置すると肌表面に汚れが蓄積することによって肌への負担が大きくなる可能性があります。
たとえば、イベントなどに子供が出た後にメイクを落とすという場合は洗顔料を使うタイミングといえます。
また、ちょっとした外出でもメイクをする小学生は実は珍しくはないと聞いたことがあります。
一昔前だと信じられないことです。
しかも、親が積極的にメイクをしてあげているのだからそれに対しても驚きを隠せません。
それくらい、今時の小学生は化粧をする機会が多いという事でしょう。
確かに、化粧下地やファンデーションなどを使ったフルメイクではないかもしれません。
しかし、メイクを楽しんだ後は洗顔料を使ってしっかりと顔を洗うことが大切です。
また、油性原料の化粧品の場合はぬるま湯だけでは落とせないので洗顔料を使うしかないといえます。
さらに、肌に残ったメイクが肌に刺激を与え肌に悪影響を与える可能性も否定できません。
だから、子供向けメイク用品を買いそろえつつしっかりと肌の汚れを落とせる洗顔料を使うようにしましょう。
まとめ
基本的には、子供の洗顔と言うのはぬるま湯だけでも良いです。
でも、日常的に洗顔料を使い始めるのは「成長期」の前後辺りが良いといえます。
子供が10代になると大人の角質層とほぼ同じくらいの厚みとなっています。
さらに、「肌の生まれ変わり」も徐々にサイクルが伸びていきます。