成長期の身長
男女共に成長期になると身長は伸びやすくなりますが、その伸び率が若干異なります。
女の子の成長期は、十代前半とされており2年間は約7〜8㎝のペースで急激に成長していき、その後3年間は徐々に伸びが減っていきます。
15歳半前後で完全に身長の伸びが止まるとされています。
対して男の子は、11歳半あたりで思春期を迎えると2年間は8〜9㎝のペースで急激に伸びていきます。
その後3年間は女の子と同じように徐々に伸びが減っていき、17歳前後で伸びが止まります。
子供の成長する時期は限られています。
これらのペースはあくまでも健康で、栄養や睡眠がきちんと取れている状態での伸び率であり、成長期に栄養が不足したり、睡眠が不足すると身長が低くなってしまう可能性もあります。
ホルモンバランスを整えるためにも、夜更かししがちな時期ですがきちんと睡眠をとるようにして、栄養バランスの整った食事を心がけながら、骨を丈夫にしたり身長を伸ばすのに効果的な栄養素であるカルシウムやマグネシウム、亜鉛などを含んだ食材を取り入れたり、サプリメントを摂取することが効果的だとされています。
また、成長ホルモンを活発化させるためには運動をすることもおすすめです。
子供の身長とホルモンの関係
身長が低い子供も睡眠をしっかりとれば身長が伸びる可能性があります。
人間が寝ている時に成長作用があり、タンパク質の合成を促進して体を修復し疲労回復を行っている成長ホルモンが分泌されています。
寝始めてから2時間くらいが一番多く分泌されるので、眠りが浅いと身長が低いまま成長期を終えやすくなります。
睡眠時間が同じでも睡眠の質が悪いと分泌しにくいので、早寝早起きの習慣を作ると良いです。
規則正しい生活を送れば、サプリメントの効果も出やすいです。サプリメントではアルギニンやシトルリンを摂取すると良いです。
ただしアルギニンは単独で長期間摂取すると、アルギナーゼという酵素が増えます。
アルギニンを分解するので、3ヶ月以上飲み続けると、サプリメントで摂取しても吸収されず意味がありません。
また身長にはメラトニンというホルモンも関係しています。
これは太陽が沈んで周囲が暗くなったら分泌され、体内リズムを整える作用があります。
成長期の子供においては、性成熟を遅らせる作用を持ちます。
思春期が来ると体が成熟し始めても身長の伸びがストップしやすいです。
メラトニンが正常に分泌すれば、思春期の訪れが早くなりすぎないので、成長する能性を残します。
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