以前紹介した
プールで顔を水につける方法
が、好評だったので、今回は、子供に平泳ぎを教える方法(平泳ぎの教え方)を紹介します。
これは、私が娘に実践したことなので、是非、活用してみてください。
前提として、
クロースが何となくできる
平泳ぎの手と足の動きを何となく知っているレベルの子向けになります。
まず、平泳ぎを教える場合
- 手のかき方
- 足のうごき
の2つがポイントになるわけで、多くの人は、ビート板を使って足の練習、それに合わせて手をかく練習を行うと思います。
基本的に、これでできれば問題ありません。
しかし、
- 足はできる
- 手もできる
でも、合わせると全然進まない、沈んでしまう・・・・・などという場合もあります。
そんなときどうしたらいいでしょうか?
我が子もこのタイプでした。
そこで、お勧めするのは、バランスなどは考えず、平泳ぎっぽい泳ぎから徐々に平泳ぎを完成させていくのです。
- ①足はバタ足、手はガラスふきのような平泳ぎの手のかき、また息つぎはしない。
この形で、手をかきながら前に進む感覚を鍛えます。 - ②足はバタ足のまま、息継ぎの時だけ平泳ぎの息継ぎの形。
- ③足はバタ足、手のかきを平泳ぎの形、3かき1呼吸の形。
①~③まで、20分程度の練習で大丈夫です。
次に、平泳ぎの足をプラスして、泳いでみましょう。
事前に平泳ぎの足の練習を少しでもしていれば、問題なく形になるでしょう。
あとは、各自細かい修正をすることで、完璧な平泳ぎになるでしょう。
勉強も同じですが、どうしても完ぺきに教えようとすると細かいところまで指示してしまいがちです。
顎を引いて、手をかく時は手のひらを外側に向けろ。
水を持ち上げるように体を上げて呼吸をしろ。
などなど・・・。
しかし、何もわからないことは、これでは伝わりにくいのです。
子供は、やってできたことに関して、実感できます。
仮に足はバタ足でも平泳ぎの手のカキで泳げることで、自信につながります。
自信になったことに、1つ足をプラスすることはそう難しくはありません。
この形で、是非、お子さんの平泳ぎを完成させてください。
【追記】
最近、私の知人の子供に平泳ぎを教えました。
その子は、息継ぎがうまくいかず身体が沈んでしまう・足が沈んでしまう状態でした。
身体が沈んでしまうと自然と息継ぎに無理がでてしまうため、平泳ぎは完成しません。
前に進むどころか、一生懸命頑張っているのに何も進まないという状態でした。
身体が沈んでしまう原因はいくつかありますが、その1つが、顎が上がっていることがその要因の1つです。
沈んでしまうのであれば、もっと沈ませよう!!
そこで、まず、息継ぎのことを考えず、平泳ぎのカタチで、プールの底を泳ぐように誘導しました。
すると、下へ下へ平泳ぎで進んでいこうとすることで、それなりの求めている平泳ぎのカタチになりました。
もちろん、足が沈んでしまうこともありません。
下へ向かうことで必然的に顎を引き形になり、泳ぎもキレイになったことで、この形で少しプールの底を泳ぐ形を続けました。
顎を感覚的に引くというイメージができ、さらに手と足を使って前にすすで行く感覚を得たことで、平泳ぎのマスターに非常に寄与しました。