麹町中学校:工藤 勇一校長先生:学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 という本

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麹町中学校:工藤 勇一校長先生中学生
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麹町中学校:工藤 勇一校長先生

以前に少し出てきた、麹町中学校の話。

最近聞いた話だが、知人が都内にマンションを購入した話

その麹町中学校の工藤 勇一校長先生の本が売れていますね。
学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革

アマゾンより抜粋

東京のど真ん中に
学校の常識をみんなひっくり返している
公立中学校長がいる!

宿題は必要ない。
固定担任制も廃止。
中間・期末テストも廃止。

多くの全国の中学校で行われていることを問い直し、本当に次世代を担う子どもたちにとって必要な学校の形を追求する、千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長。

自ら学習し、将来を切り拓く力は「自律」。
大人が手を掛けすぎて、挙句の果てに、何でも他人のせいにするようなことにならないよう、中1から中3までの授業や行事を組みかえる。
生徒や保護者に強く支持される学校づくりの全貌がここに。

【本書内容より】
現在、取り組んでいる千代田区立麹町中学校での実践の多くは、ありがたいことに、注目を浴びつつあります。
「宿題を出さない」「中間・期末テストの廃止」「生徒主体の体育祭」…。
初めて聞く方は、おそらくびっくりされると思います。しかし、なぜこうした取り組みをしているのか、その考え方を話すと、皆さん、たいてい納得して下さいます。

  • 「目的と手段を取り違えない」
  • 「上位目標は何か」
  • 「自律のための教育」
  • 「進取の気性」

私は、こうした言葉で麹町中学校の取り組みを説明しています(その一部は、学校のホームページにも資料として掲載しています。ぜひご覧ください)。

これらは、昨日や今日、思いついたことではなく、山形で教員を始めた頃の考えや、その後、東京都の中学校の教員となり、目黒区、東京都、新宿区の教育委員会で指導主事等として経験してきた中で、ずっと考え続けてきたことでもあります。
それは、自分自身の習慣や考え方を「剥ぎ取る」作業でもありました。
(はじめにより抜粋)

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麹町中:工藤校長の先生・教員改革

この本をどのように評していいか分からないが、1つ言えることは”教員改革”。

校長の意思決定以上に、現場の教員改革がどれほど難しかったかということ。

長い間、教師をしている人なら、それなりにプライドもあるはずだし、個人の考えもある。

また、教員は毎年出入りするわけで、モチベーション・意思統一も容易ではない。

レビューを抜粋

この本のレビューにあった現役の中学校の先生からコメントが以下。

地方の現役中学校教員です。
評価、成績に関する記述にはシンパシーを感じます。形成的評価をいかした絶対評価、ペーパーテストの意味など、これからの新しい流れを意識していると思いました。
中学校対象の教育書が少ない中、具体的な取組の公開はありがたいです。

ただ…公立中学校はその設置場所、つまり地域の影響を受けやすいため、麹町中学校の実践が、どこでも再現出来るかというと、それは無理。
行事のくだりは、やはりそれなりの生徒が集まる学校だから可能だし、人的資源、金銭的背景などを読むと、麹町中学校は、普通の公立中学校ではないことが分かります。『学力の経済学』という本で述べられていたように、ここまで書かれるなら、地域の塾の数や保護者の職業、年収、生活保護世帯の数なども公開して、地域的背景と共に成果を語らなければ、ただの武勇伝に終わってしまう気がします。

これでも、やんわりと書いたようにおもうが、多くの先生は、こんな気持ちをもっているのではないか?っと思う。

  • 今でも大変なのにこんなのについていけない。
  • 今の形で別にいい。
  • やろうとすれば親の反発も少なからずあるだろう。

などなど。

お金の問題とか地域の問題に転化している部分があるけど、上記でも書いたとおり教員の意識改革がないと相当難しいということだろう。

校長が今日からやろう!
と言っても、簡単に回りはついてこないだろう。

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麹町中:プチ工藤校長改革をしてみては?

今回レビューを見つけたので、取り上げて見たけど、

このレビューを書いた先生も、興味があるし、子供のことを考えれば導入したいという気持ちもあるかもしれない。

でも、1人では何もできないという現実を知りすぎているから、どうしてもネガティブは見解になってしまうのかもしれない。

個人的には、

  • 宿題を出さない
  • 一発勝負のテスト(中間テスト・期末テスト)はやめる
  • PTAを根本から見直す
  • 担任制度をなくす
  • 地元企業との協調

など、いろいろあるから、改革だ!すごい!難しい!現実性ない!

みないな形になるし、正直、簡単できないことは多いかもしれない。

それなら、
できることだけ、つまみ食いでもよくないかなぁ~?!と思う。

その1:中間テスト・期末テストはやめないけど・・・。

【一発勝負のテストをやめる】
これを1つ取っても、今の中間テスト・期末テストは今の形でテストを行う。

ただ、同じ問題でもう”1回:中間テスト・期末テスト”やるだけでもよくない?

時間的な制約があるなら、”国語”と”算数”だけでもよくない?

その2;生徒の”自律”など考えない

偉そうに、”自律”なんて無理に掲げる必要はない。

運動会のような大きな行事じゃなくても、小さな行事はいくつもある。

先生たちは都度、その準備に追われる。

逆転の発想としては、
言い方が乱暴だけど、教員として面倒なことを、生徒に丸投げできることはないか?

私は教員でもないし、現場を知らないけど、
行事に限らず、先生が準備しなくてはいけないことたくさんあると思います。。

当たり前すぎて誰にも感謝もされず、やり甲斐にもならないことたくさんあると思います。

それを生徒に移管することで、小さな自律を産み出し、小さな成功・失敗体験を生徒に実感されることは意外とあるじゃないかなぁ~?!

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麹町中:工藤校長改革はこれから

今回、麹町中学校:工藤 勇一校長先生の本を紹介したけど、工藤校長先生も本を出しておしまい。

ではなく、まだまだ、これから改革は続くと思う。

もっと、完成度を上げ、モデルケースを確立させる必要があるかもしれない。

工藤校長のような校長先生をたくさん産み出す必要があるかもしれない。

まぁ、今回、この本が売れているようなので、取り上げて見た。